2018年7月 9日

山口県埋蔵文化財センター第47回展示(明治150年記念特別展示)「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」の展示内容のご紹介~最終回 長州藩下関前田台場跡(国史跡)

 最終回は、下関市に所在する長州藩下関前田台場跡(国史跡)をご紹介します。
 幕末の攘夷戦争で、長州藩が下関海峡(関門海峡)沿いに十数か所設置した台場(砲台)の中心的施設で、1864年、イギリス・アメリカ・フランス・オランダ四か国で編成された連合艦隊による激しい砲撃を受け、上陸した連合軍によって諸施設はことごとく破壊、焼き払われました。
 列強の圧倒的な軍事力によって長州藩は屈服し、この砲撃事件の舞台となった前田台場跡は、長州藩が攘夷から開国へと方針転換し、倒幕運動に傾注する起点となった重要な遺跡です。
 連合艦隊砲撃によるとみられる着弾した砲弾のパネルのほか、ミニエー銃銃弾・火縄銃銃弾等、3点を展示しています。

長州藩下関台場跡.pdf

展示状況(前田台場跡).gif

展示状況

2018年6月29日

親子古代体験「勾玉(まがたま)・管玉(くだたま)づくり」の参加者を募集します

 保護者と児童が一緒にふるさとの歴史や古代のアクセサリーについて学習するとともに、県内の遺跡から発見された勾玉・管玉をモデルにして、自分だけのオンリーワン勾玉・管玉をつくります。できあがった勾玉・管玉は、お持ち帰りいただけます。

詳しくはコチラ

2018年6月28日

山口県埋蔵文化財センター第47回展示(明治150年記念特別展示)「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」の展示内容のご紹介 ~第5回 奇兵隊陣屋跡~

 下関市に所在する奇兵隊(きへいたい)陣屋跡(じんやあと)をご紹介します。
 奇兵隊は、幕末の1863年6月、長州藩士高杉晋作らによって結成された、藩の正規兵以外の軍隊組織です。結成後は藩内を転陣していましたが、1867年に吉田(よしだ)の諏訪(すわ)の地を開墾し、本格的に陣屋を構えました。陣屋跡からは、奇兵隊の「竒」(「奇」の異体字)の一字が淡青色で筆書された磁器碗(じきわん)7点が見つかりました。
 「竒」の一字が書かれた磁器碗、火縄銃の弾等、8点を展示しています。

 奇兵隊陣屋跡.pdf
 
 最終回7月9日(月)[予定]は、長州藩下関前田台場跡[国史跡](下関市)をご紹介します。
 
展示状況(第5回).gif

展示状況

2018年6月18日

山口県埋蔵文化財センター第47回展示(明治150年記念特別展示)「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」の展示内容のご紹介 ~第4回 郡司鋳造所跡~

 萩市に所在する郡司(ぐんじ)鋳造所跡(ちゅうぞうしょあと)をご紹介します。幕末の1864年、四国連合艦隊下関砲撃事件で、長州藩が応戦に使用したと考えられる洋式大砲や砲弾をつくった鋳型が見つかりました。西洋技術による金属溶解炉導入以前に、長州藩が伝統的な鋳造技術で近代化をめざしていたことがわかります。
 大砲や砲弾の鋳型(山口県指定文化財)、大砲の鋳型に流し込む青銅を溶かす炉(山口県指定文化財)のほか、鋳造に携わった職人たちの飲食用具・嗜好用具、計47点を展示しています。

 郡司鋳造所跡.pdf

 次回6月28日(木)[予定]は、奇兵隊(きへいたい)陣屋跡(じんやあと)(下関市)をご紹介します。

展示状況①(大砲鋳型).gif

展示状況①(大砲鋳型)

展示状況②(砲弾鋳型).gif

展示状況②(砲弾鋳型)

展示状況③(こしき炉).gif

展示状況③(こしき炉)

2018年6月 7日

山口県埋蔵文化財センター第47回展示(明治150年記念特別展示)「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」の展示内容のご紹介 ~第3回 白須たたら製鉄遺跡~

 
 阿武町(あぶちょう)に所在する白須(しらす)たたら製鉄遺跡(国史跡)をご紹介します。発掘調査で見つかった、たたら製鉄の諸施設が幕末に長州藩狩野(かのう)派の絵師による、ここでのたたら製鉄のようすを描いた絵巻の描写と合致しており、一連の作業の流れがわかります。
 絵巻のパネルのほか、製鉄用具や鉄釘・鎹(かすがい)・和鋏(わばさみ)等の製品のほか、たたら製鉄に携わった職人たちの飲食用具・嗜好用具、計27点を展示しています。

 白須たたら製鉄遺跡.pdf
                
 次回6月18日(月)[予定]は、郡司鋳造所跡(ぐんじちゅうぞうしょあと)(萩市)をご紹介します。

展示状況(白須).gif

展示状況

2018年5月28日

山口県埋蔵文化財センター第47回展示(明治150年記念特別展示)「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」の展示内容のご紹介 ~第2回 大板山たたら製鉄遺跡~

 萩市に所在する山口県最大級のたたら製鉄遺跡、大板山たたら製鉄遺跡(国史跡)をご紹介します。西洋の製鉄技術が入ってくる前に、長州藩により日本の伝統的なたたら製鉄技術を用いて建造された、藩初の洋式軍艦(丙(へい)辰(しん)丸(まる))の船材(船釘)を供給した遺跡です。
 製鉄用具・船釘のほか、たたら製鉄に携わった職人たちの飲食用具、計17点を展示しています。
 次回6月7日(木)[予定]は、白(しら)須(す)たたら製鉄遺跡(阿武(あぶ)町(ちょう))をご紹介します。
 
 大板山たたら製鉄遺跡.pdf

展示状況.gif

展示状況

2018年5月18日

山口県埋蔵文化財センター第47回展示(明治150年記念特別展示)「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」の展示内容のご紹介 ~第1回 萩城跡[外堀地区]~

 関係6遺跡からなる5つのコーナーテーマで構成しています。
 維新前夜の萩の町のくらしぶり(萩(はぎ)城(じょう)跡(せき)[外堀(そとぼり)地区(ちく)]/萩市)のほか、長州藩による日本の伝統的な製鉄技術による洋式軍艦の建造(大板山(おおいたやま)たたら製鉄遺跡〔国史跡〕/萩市、白(しら)須(す)たたら製鉄遺跡〔国史跡〕/阿武(あぶ)町(ちょう))や鋳造技術による大砲の鋳造(郡(ぐん)司(じ)鋳(ちゅう)造(ぞう)所(しょ)跡(あと)/萩市)等、近代化への道のりを出土品により概観します。
 また、長州奇(き)兵(へい)隊(たい)の遺品(奇兵隊陣(じん)屋(や)跡(あと)/下関市)や長州藩が攘(じょう)夷(い)から開国へと方針転換し、倒幕運動に傾注する起点となった事件現場(長州藩下関前田台場跡〔国史跡〕/下関市)もあわせてご紹介します。
 【会  期】平成30年4月9日(月)~平成31年3月8日(金)
 【開館時間】午前8時30分~午後5時
 【休 館 日】土・日曜日、祝日・休日、年末・年始
 【入 館 料】無料
 
 これらの遺跡について、今回から6回にわたり、「展示解説書」をもとに各遺跡の見どころをご紹介します。
 
 表紙.pdf

 初回は、萩城跡(外堀地区)をご紹介します。石垣で仕切られた幕末期の秩序正しい町屋や住まいのようすなどのパネルとともに、萩城下町の町衆が使った飲食用具・仏具・喫煙用具・娯楽用具・化粧用具等、47点を展示しています。

 萩城跡(外堀地区).pdf
 
 なお、次回5月28日(月)[予定]は、大板山たたら製鉄遺跡をご紹介します。

展示状況①.gif

展示状況①

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展示状況②

2018年4月12日

平成30年度の展示をご紹介します

 明治150年記念事業として、明治維新胎動の地である山口県が歩んできた維新前夜の歴史について、関係6遺跡の出土品計149点を解説パネルとともに展示します。
 また、施設の一角を利用して、収蔵・保管資料の逸品を公開する「スポット展示」を開催します。

1 センター展示  明治150年記念展示「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」
【内  容】維新前夜の萩の町の暮らしぶりや、長州(萩)藩による日本の伝統的な製鉄技術による洋式軍艦の建造や鋳造技術による大砲の鋳造等、近代化への道のりを出土品により概観します。
また、長州奇兵隊の遺品や長州(萩)藩が攘夷から開国へ方針を変えるきっかけとなった事件もあわせて紹介します。
【展示期間】平成30年4月9日(月)~平成31年3月8日(金)
展示遺跡・出土品.pdf

2 スポット展示(上半期)  「幻の伽藍」(阿弥陀寺発掘調査の成果①)
【内  容】平成28・29年度に阿弥陀寺(防府市牟礼)の東側で実施した発掘調査により発見された、これまで知られていなかった寺院跡をご紹介します。
【展示期間】平成30年4月2日(月)~平成30年9月21日(金)まで

3 開館時間  午前8時30分~午後5時

4 休 館 日  土・日曜日、祝日・休日、年末・年始

5 入 館 料  無料

6 そ の 他  両展示とも、解説パンフレット(無料)をご用意しています。

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2018年4月11日

平成30(2018)年度の事業をご紹介します。

 館内では、明治150年記念特別展示として、「維新前夜の山口県-出土品にみる長州メソッド-」を開催し、幕末期6遺跡の出土品を展示します。「スポット展示」では、平成29年度に発掘調査報告書を刊行した阿弥陀寺について、“幻の伽藍-阿弥陀寺発掘調査の成果-”と題して、上半期と下半期で展示替えをして行います。
 展示および展示品については、来館者の皆さまのご要望に応じて、当センターの専門職員がわかりやすく解説いたします。
 そのほか、平成28年度に発掘調査した出土品が県内7か所を巡回する巡回展「発掘された山口」や、親子古代体験等一般参加事業、出前授業等学校との連携事業など、盛りだくさんです。
 なお、山口県ひとづくり財団ホームページの「動画で見るひとづくり財団」で、センターの紹介動画をご覧いただけます。
 皆さまのご来館をお待ちしております。

2018事業案内_表面.pdf
2018事業案内_裏面.pdf

2018年3月 2日

本郷山崎遺跡(ほんごうやまさきいせき)現地説明会 ありがとうございました。

 山口県埋蔵文化財センターでは、長門市向津具下にある本郷山崎遺跡で発掘調査を実施しています。その成果を地域の皆様に紹介するため、2月24日(土)に現地説明会を開催しました。
 説明会では、弥生時代前期前半の大溝、古代から中世の土坑群などの集落に関わる遺構をみてもらいました。
遺物展示コーナーでは、大溝から多量に出土した弥生時代前期前半の土器、さまざまな道具としての石器、古代から中世の須恵器・土師器・瓦質土器・輸入陶磁器などを見ていただきました。
今回の発掘調査の検出遺構・出土遺物により、本郷山崎遺跡は弥生時代前期前半の初期稲作文化の東進ルート上の拠点的な集落であったことがわかりました。
幸いにも好天に恵まれ、約120名の方々の参加があり、熱心に説明を聞いていただきました。
今後とも、地域の歴史に興味を持っていただき、遺跡の発掘調査にご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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現地説明状況

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出土遺物解説